素敵なパリのアパルトマンの一角でしょうか?
いえ、違います。
メンテナンスをご依頼いただいたお客さまからお礼のメールをいただき、そこに添えられた写真です。
それにしても、何とも洗練された雰囲気、空気感で、日本じゃない印象を受けてしまいます。
では、以下、お客様よりいただいたメールをご紹介します。
「本日の夕刻に無事に到着し、小さな小さなお気に入りの書斎が出来上がりました。
家内も申してましたが、驚くほど綺麗に仕上がっていて、十何年前に購入させてもらった時のことを思い出しました。
これからも大切に使わせていただきます。
また、2年後には下の息子も独立いたします。
その時にも、彼の机をメンテナンスさせてもらい、この机は彼に持たせようと思っています。
その際はどうぞよろしくお願いします。」
とのことでした。
何ともうれしいお言葉です。
今回のメンテナンスも、お子様が独立して家を出るというタイミングで、子供の頃から使ってきたデスクとチェアを、せっかくだからメンテナンスして、自分で使おうということでした。
メンテナンスする前のデスクとチェアは、お世辞にもきれいに丁寧に使ってきたとは言えない状態でした。
しかし、小さい子供が使うのであればそれはむしろ当たり前なことです。落書きや不自然な傷、汚れなどは、そこで過ごした時間がどれだけだったかを語ってくれる年輪みたいなものでした。
その成長の証とも呼べる汚れを落とし、新品同様とまでは行かなくても、きれいな状態に戻すことができました。
そして、この家具たちは第2の人生として書斎で使われていくというわけです。
子供が使ってきたデスクを使うわけですから、愛着もいっそう持っていただけていることでしょう。そのことは作り手として何よりうれしいことです。
下のお子様が独立する際にもメンテナンスをご依頼いただけるとのことです。
そして、それは彼に持たせると。
その先には、どんなストーリーがあるのかはわかりませんが、家具がひとりひとりの人生に寄り添っている。世代を超えて、大事にしていただけている。
そんなことを実際に目の当たりにすると、感動を覚えるほどのうれしさと同時に、自分たちのつくる家具への責任感を改めて感じ、身が引き締まる思いです。
今後も精進してまいります。
この度は、本当にありがとうございました。