東京店にて、オープンシェルフとラウンドテーブルとチェアを新居用にとご注文いただきました。昨年から何度かお店に足を運んでいただき、今回も3時間ほどの打ち合わせを経ての決定ということでしたので、想いの詰まった家具であることは間違いありません。オーダー家具というのはそれだけお客様の想いが詰まっているということを思うと身が引き締まります。感謝の気持ちを製品を通して目に見える形で表し、その想いに応えることができればと思っております。ではまず、オープンシェルフからご紹介します。
今回ご注文いただいたのはスクエアシェルフの特注を2台。通常は幅、高さが1200mmのところを、幅1100mmにして内寸340×340mmのグリッドで「3×3」と「3×2」の2台という仕様です。このサイズの検討に頭を悩ませたことだと思います。2台に分けることで、将来的に別の場所で使うことを想定していることでしょうし、自分たちの生活に1グリッドのサイズはどれくらいがいいのか?というのは、自分たちの生活に必要な身の回りのもの、大事にしていることなどを見直していかないと決められません。ただただ、オープンなシェルフ。
見た目には味気ない感じに見えるかもしれませんが、「サイズを1から決める」となると、いろんな方向からのアプローチで考える必要がありますし、そうして決まったサイズでのオープンシェルフは立派に自分だけの唯一のオーダー家具となります。また、シンプルなデザインだからこそ素材そのもののよさを存分に感じることができると思います。アルダーの無垢材がふんだんに使われていることは、真正面から見ると感じにくいのですが、近づいて見るとこの通りです。実際に目の前にしてみると、その質感というのがより感じていただけると思いますので、ぜひ岐阜ショップや東京ショップに足を運んでみてください。「百聞は~」です。
このシェルフのデザインの肝は同一グリッドが並ぶことです。その規則性がものを並べたとき飾ったときの美しさにもつながります。しかし、使い勝手の良さも考えたのだと思われますが、可動棚が使える仕様になっています。棚が増えると雰囲気が変わります。しかし、規則正しく入ることで美しさは保たれたままですね。より細かな収納にも対応するようにというお客様の想いがここにも現れています。ここまでくると、普通なようで普通じゃないオープンシェルフということがおわかりいただけたと思います。単純なものほどよく考えられているということです。
次にラウンドテーブルです。これはIXDT-RAT1200を元にしたもので天板サイズはφ930mm。1~2人用とコンパクトなサイズで、チェアは廃盤品のIXC-04Zをあわせてご注文いただきました。チェアをテーブルに収めると、背板のRと天板のRが見事に寄り添うように収まります。背板が薄く仕上げられていることもあり、一体感があります。このタイプは幕板と呼ばれる部材を必要としないため、天板の下が脚以外何もなくスッキリとした空間をつくることができます。下の写真にあるように、脚を固定する金具や反り止めも天板に埋め込まれるように取り付けてあるため、普段は見えることはありません。
ラウンドテーブルは「丸」という形を加えることで、空間を和らげてくれます。チェアも曲線で構成されることが多いので同じ効果があると思いますが、「丸」というのは特別です。「性格が丸くなった」とか「この場を丸く収める」とかいうぐらいですから。今回は、偶然にも丸と対象的な美しさを持つ真四角シェルフをご注文いただいたということで、その対比を楽しんで、どちらの良さも感じていただけているのだろうと勝手に想像したりしています。
- 品名
- ラウンドテーブル特注 IXDT-RAT
- サイズ
- φ930 H700
- 主材
- アルダー無垢材
- 仕上げ
- オイルフィニッシュ
- 品名
- 特注スクエアシェルフ 3×3
- サイズ
- W1100 D300 H1150
- 主材
- アルダー無垢材
- 仕上げ
- オイルフィニッシュ
- 品名
- 特注スクエアシェルフ 3×2
- サイズ
- W1100 D300 H790
- 主材
- アルダー無垢材
- 仕上げ
- オイルフィニッシュ
弊社製品はすべて受注生産のため、受注後納期をいただきます。納期は目安で、
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