ikususu製品をご愛用いただいている東京のお客様から、お子様用にと二段ベッドのご注文をいただきました。
二段ベッド。英語では「bunk bed」です。
サイズ、仕様ともに通常品です。オプションのキャスター付きの引き出しを付けられました。どっしりと厚みのある柱や、幅広のサイドレールなど、無垢のアルダーを存分に感じていただけるベッドです。
これだけのサイズですから、組み立て式になっていて、上段と下段が分かれるのはもちろん、1台のベッドが頭側・足側・サイドレールと分かれます。それをつなぐのが写真にあるように真鍮の丸ナットとボルトです。専用のボックスレンチが付属されますので、特別な工具を準備していただく必要もありません。組み立てには少々お手間を取らせるかもしれませんが、難しいものではありません。また、ひとつひとつの部材が大きいので2人で作業することをおすすめします。
上下をつなぐ連結ボード。これは柱に差し込むだけの構造です。それゆえにちょうどいいさじ加減じゃないと意味をなしません。真鍮の丸ナット。アクセントになっています。上段の手すりも差し込むつくり。余分な金物は使わず、構造自体もシンプルでわかりやすく。
ベッド下のキャスター付き引き出し。これは重宝しますよね。ベッド下のデッドスペースにこの大容量の収納ですから。ほこりがたまりやすい場所ではあるので、そこだけ注意が必要です。
将来的に上下を分けて、2台のシングルベッドとしてお使いになることもできます。
写真のようなベッドが2台です。唯一違うところと言えば、上段手すり用の溝があるかないかです。使用には何ら支障ありません。
また、デザインをより洗練したものにするために、柱の上下連結のための溝がある部分をカットする加工も承っています。
僕も幼い頃から、2歳上の兄と二段ベッドを使っていました。兄が上段、僕がこもった基地のような感じがする下段でした。それはとても落ち着く場所だったような記憶があります。たまに上段に上がってみると、天井がせまって、それほど高いわけじゃないのに景色が違って見えて、同じ部屋なのに新鮮な感じがして興奮したのを覚えています。
そして、下段に戻って、やっぱりこっちが落ち着くとなるわけです。そのうち、兄弟は成長して、ベッドを分けて2台のシングルベッドとして使うようになりました。家を出る22歳ぐらいまで使ったでしょうか。シングルベッドとして使った時間のほうが長いんですが、2段ベッドの思い出は鮮明に残っています。愛着があるかといえばそうでもないんですが、確実にそこに「自分の居場所」があったことが思い出深い理由なんじゃないかと今となっては思います。
お客様のお子様にも、いろんな物語がゆっくり時間をかけて紡がれていくことを願っています。
- 品名
- 二段ベッド Bunk Bed
- サイズ
- L2020 D1060 H1525
- 主材
- アルダー無垢材
- 仕上げ
- オイルフィニッシュ
弊社製品はすべて受注生産のため、受注後納期をいただきます。納期は目安で、
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