東京のお客さまより、幕板のないIXDT-ATタイプでの伸長式ダイニングテーブルのオーダーをいただきました。
これまで何度も伸長式のテーブルを製作していますが、幕板のないタイプでのオーダーは初めてでした。
伸長式のテーブルは、天板のセンターを基準に両サイドに広げ、間に補助天板を載せるという構造です。そのため天板下にレールが必要となります。通常、幕板があるテーブルであれば、下からのぞかない限りそのレールは見えないのですが、今回は幕板がないため横からでも見えてしまいます。
しかし、下の写真を見ていただければわかるように、立っている視点からは全く見えません。幕板のないスッキリとしたデザインは十分保たれています。
そして、これはまだ大きくする前のw1600のサイズです。一般的な4人掛けのダイニングテーブルです。
簡単に、広げるまでの手順をご紹介します。
まず、天板下の金具のロックを解除します。この金具のロックを掛けることで、天板同士が密着して、隙間を最小限にしてくれます。当然、天板が動かない状態になります。
次に、両側から天板を持ち上げ、開いていきます。脚は天板に固定されているので一緒に移動します。
一人で作業するには大変かもしれませんので、二人以上で両側から引っ張り合うとスムーズです。
このむき出しになったレールの上に補助天板を載せます。今回の補助天板はw600で、天板下での収納保管ができないサイズなので、別途保管していただくことになります。
補助天板と開いた天板の側面には、位置決めのためのピンと穴がありますので、そこを合わせて、挟み込むように両側から押します。
天板下の金具のロックを掛けて、完成です。
w1600からw2200と大きくなったことで、シャープさがより際立つデザインになりました。幕板のないデザインが生きています。
また、伸長式のテーブルにもいろいろタイプがありますが、この構造だと脚も一緒に外に移動するので、補助天板のサイズ分、脚間が広くなります。4人掛けだったテーブルが6人掛けに変わります。イスがきれいに長辺側に3本ずつ収まるので、その場しのぎな感じは全くありません。
天板だけが大きくなるタイプは、脚間が変わるわけではないので、注意が必要です。それぞれのケースに応じて、検討してみてください。
テーブルを横から見ると、レール部分がこのように見えますが、このことを差し引いても、幕板なしの伸長式テーブルはスタイリッシュな仕上がりで、幕板のあるタイプとはまた違った魅力がありました。伸長式のテーブルをご検討の方は、ぜひ選択肢のひとつにどうでしょう。
色はオイルウォールナット仕上げ。
この深みのある色合いが、シャープさを引き立ててもいますね。
木目はつぶさず、質感も無垢材の良さは残したままで、ムラもなく仕上がるので、オイル仕上げと同じ感覚で、お部屋の雰囲気に合わせて選んでいただけます。
- 品名
- IXDT-AT別注 English pullout table
- サイズ
- W2200(1600) D900 H700
- 主材
- アルダー無垢材
- 仕上げ
- オイルウォールナット + ウレタンワイピングフィニッシュ
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