仙台店のお客さまよりハイスツールのオーダーをいただきました。
ikususuには、ハイスツールが規格品でもあります。

IXCS-211HI　W430 D330 H655

そうそう、これです。
座面高が655mmで、930mmくらいのカウンターに合わせてもらうとちょうどいいこれです。
カウンターの高さもいろいろですから、座面高が750mmくらいのもよく製作しますね。

がしかし、今回のオーダーは座面高900mmです。
もうカウンターに座るような高さです。
ikususu史上、最も高いスツールではないでしょうか。
タイトルの「The highest stool」は、そんな意味ですが、お客さまにとっても「最高のスツール」になってくれることを願います。
なかなか、イメージをつかみにくい高さでしたが、規格品のIXCS-211HIをベースに設計しました。
末広がりに脚の角度がついている以上、高くなると、床でのスペースが大きくなってしまいます。
しかし、単純に角度を小さくして直角に近づけると、背もたれのあるイスですから倒れやすくなります。

そんなことを考慮しながら、前脚と後脚の角度を変えてアシンメトリーな構造としました。
角度が違うだけなので、全体のデザインを崩すわけでもなく、機能性も高めることができたと思います。

また、900mmの座面に直接座るのは至難の業です。
至難どころか、身長1670mm(家具屋ですからmm表記にします)(心なしかいつもより大きく感じます)の僕には無理でした。
お客さまの身長が2000mmを超えるなんてこともありませんでしたので、座るためのステップを1段もうけました。

最低限必要な機能性だけをプラスしたハイスツールです。
ここにお客さまより支給していただいたminä perhonen (ミナペルホネン)の、Tambourine(タンバリン)を張りました。
詳しくはブログにもご紹介しておりますが、主役級の存在感です。
お客さまのご希望の布地を張ることも承っておりますが、やはり永く使っていただくことを前提にした商品を製作しておりますので、それに見合った耐久性が布地にも必要だと考えます。
そのため、どのような布地でもご対応できるわけではございませんこと、どうかご了承ください。

今回もお客さまの環境にフィットした、どこにもない唯一の家具ができました。
木と布の経年変化が、これから先、いっそう強く感じさせてくれることだと思います。

弊社製品はすべて受注生産のため、受注後納期をいただきます。納期は目安で、
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