最近は雨が続き、夏らしさも影を潜めていますが、まだ夏は終わっていないはずです。
夏にやり残したことがある人もまだ間に合います。

そんな夏のやり残しを取り返そうとしているときに、冬のことまで考えるということは難しいことだとは思いますが、こたつのオーダーをいただいており、この夏にお届けとなりました。
いざこたつが欲しくなる冬手前にご注文いただいても、お届けは冬が終わりに近づく時期になってしまったりと、ご希望に沿えない結果になりがちです。
ですので、春先にご注文いただいたのですが、見通しを持ったオーダーをいただき、ありがたい限りでした。

日本には四季があり、必ず秋が来て、冬が来て、春が来る。
古代よりそれは変わらないので、暮らしの中で、きっと夏の間に冬に備える営みはたくさんあるのだと思います。

こたつは冬を代表する家具のひとつです。「季節家電」という言葉がありますが、「季節家具」というのは正直あまりないですね。
とは言っても、最近は、こたつを冬だけに使うのではなく、年中使えるようなデザインや仕様にする生活様式に変わってきています。
こちらのこたつも、薄型のヒーターを採用していますので、ローテーブルとして使うときも、邪魔にならず、デザインを損なうこともありません。
「こたつの出しっぱなし」感はありません。

天板はひっくり返して使うことで、反りに対応します。
原始的な方法ですが、無垢材の特徴を肌で感じることができますので、そのひと手間も愛おしく使ってもらえるとうれしいですね。

今年の冬は雪がたくさん降るのだろうか？
世の中、少しは落ち着いているのだろうか？
そんなことを考えた「夏のこたつ」でした。

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